こんにちは。
気温が高くなる季節や、寒い時期でも暖房が効いた部屋などでふと気になることがあります。
それは車の中、電車の中、職場で、汗をかいた時などにふっと感じる自分の「ニオイ」
年齢とともに変わってきている臭いにあなたは気づいていますか？
自分の臭いには気づきにくいもの。ですし、指摘はしにくい、されにくい（＞＜）
これから余計汗ばむ季節がやってきます。少しでも快適に過ごすために原因と対策を知っておきましょう。
更年期の女性の汗のにおいの原因・普通の汗と違うの？
電車の中やオフィスなど、他人と近い距離だとたまにふっとにおいを感じることがありますよね。
が、実は汗にはもともと臭いはありません。無臭です。
水のようにサラっとして、すぐ蒸発するのはいい汗の証拠です。
では、それなのになぜ汗がにおうのでしょうか？ その原因を知ることで、より効果的に対策ができて、快適に過ごせるようになると思います。
いつもの汗は全身にある汗腺から。
わたしたちのからだは、体温調節のために全身の汗腺から水分を出します。その水分が気化することで体内にこもった熱を蒸発させます。そのような汗が出るのは「エクリン汗腺」 こちらは99％近くが水分で無臭です。
もうひとつの汗腺、アポクリン腺からの汗はドロっとしている。
エクリン腺以外の、主にワキやデリケートゾーンなどに多いのが「アポクリン汗腺」
アポクリン汗腺からの汗は、７～８０％は水分ですが、それ以外に脂質・アンモニア・タンパク質などが含まれたアルカリ性の汗です。これが雑菌と結びついて臭いの原因となります。ワキガなどはこれにあたります。
◆エクリン汗腺 全身
◆アポクリン汗腺 ほとんどがワキの下、残りは乳輪やへそ周辺
デリケートゾーン周辺にある
なぜ更年期になると汗が臭うようになるの？
でもなぜ年を経ると臭いが変わってくるのでしょうか。
それはやはり女性ホルモンのしわざでした。
女性ホルモンは30代も半ばになるとだんだん減ってきますが、閉経前後数年の「更年期」と言われるころにはガクっと分泌が減ります。
ホルモンバランスがくずれると
そして女性ホルモンには汗腺をコントロールする機能があります。更年期で女性ホルモンが減ってしまうと、自律神経のバランスがくずれてコントロールがうまくいかなくなります。
急に顔からカァッと暑くなって、暑くもないのに汗が止まらない「ホットフラッシュ」
はこれにあたります。 寝汗やワキ汗がひどくなるのもそのせいです。
急に出された汗は、エクリン腺からの汗であってもドロっとした細胞成分も混ざります。 冷や汗なども同じような感じですね。サラッとしたものとは確かに違います。
ドロっとした汗にはもともと臭いの成分が含まれているうえに、それらの細胞が肌の表面いる常在菌に分解されて臭いのもとが発生します。
若いころには関係ないと思っていた汗のにおい。。女性ホルモンのせいでいろいろお悩みが増えるお年頃になりました。
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そして加齢臭
いやな響きですね。。ｗ
加齢臭のにおいの原因は「ノネナール」という物質だと言われています。
こちらは皮脂腺から分泌されるもので、中高年になると皮脂に脂肪酸が増えてきます。この脂肪酸を分解するときに出るニオイ物質のひとつが「ノネナール」です。
今回は「汗」のにおいのお話なのでサラッとだけ触れました。
さらに疲労臭。。悩みはつきない
ストレスや疲れがたまって肝機能が低下すると、体内でアンモニアの成分を分解する機能も低下します。すると分解しきれなかったアンモニアが、血流にのって全身にめぐり、最終的に皮脂や汗として外に排出されます。。
これを「疲労臭」と呼びます。最近働く女性にも増えているそうです。忙しく働いて子育て、家事までこなす女性。。条件はそろっていますね。でもアンモニア由来のにおいはちょっとキツそうですね。。
汗の臭いを防ぐ対策
ホットフラッシュによる汗などは、とにかくこまめにふき取ることが大事です。肌に残っていると栄養が豊富なので常在菌の良いエサとなってしまいます。
またありえないほど汗をかく場合もあるので、こまめに着替えることも清潔に保つためには必要になりそうですね。
アイスパックなど冷たいものを首すじにあてたりするのも効果的と言われています。
朝のシャワーは効果的
肌を清潔に保つことは、臭いをふせぐために効果的です。 寝ている間に分泌された汗や皮脂、アカなども落してから出かければ臭いの原因が減ります。
皮脂が多い場所はさっぱりキレイに。とくに胸元、耳のうしろ、ワキ下、デリケートゾーンなど、汗腺の多い場所は清潔に保ちましょう。
デオドラント製品を上手に使い分ける
制汗シート、デオドラントスプレー、クリームタイプ、ロールタイプ、パウダータイプ。。たくさんのデオドラント製品が薬局にも並んでいます。
お値段も手ごろに手に入りますし、いくつか揃えてお出かけ用、自宅用、会社に置いておく用など用意しておくのも良いですね。
軽い運動を日常的にする
これは汗のにおいの対策というより、それ以前のホットフラッシュによる汗をかかないためにする方法です。軽いウォーキングやジョギング、半身浴などで汗をかくことがホットフラッシュの改善の効果が見られるそうです。
趣味のスポーツを続けていたらいつの間にか改善していた、という話を聞いたこともあります。健康にも良いし、ストレス発散にも一役かってくれそうなので、試してみてもいいと思います。
汗腺がきたえられることで、少しでも水分の多い、サラッとした汗をかけるようになりたいですね。
半側発刊（はんそくはっかん）一時的に汗を抑える
以前あるテレビ番組で紹介していた方法です。
神経反射を利用する方法で、ワキ～胸を圧迫すると上半身の汗が抑えられるというしくみです。
メイクがくずれてしまうため、顔に汗がかけない舞妓さんはきつく紐をしめて圧迫しているそうです。
具体的にはバストップから5㎝ほど上を紐でしめてワキから胸にかけて圧迫する、それだけです。 ワキの下に本を挟んだり、バッグなどを胸の前でギュッとかかえて圧迫するだけでも違います。
でもどうしてもにおいが気になる時は
市販の汗拭きシートや、デオドラントスプレーで効果がある場合はそれで充分だと思います。ただそれではあまり効き目がないと感じる方もいるようです。
そんなときは通販などで医薬部外品で殺菌作用が99%以上になるものを利用しましょう。
菌の増殖と制汗の作用でニオイのもとを絶つというものです。市販のものだと限界があるので、匂いに悩んでいるなら迷わず一度試してみるといいと思います。全然違いますよ。
更年期の汗のにおいまとめ
お年頃の女性はいろんな悩みとお付き合いしながら生活しなければいけないのですね。
女性ホルモンの乱れが原因なので、バランスを整えるサプリも効果的です。
以前記事にも書きましたが、ホルモンのバランスがくずれたことで指関節が痛くなったことがありました。
ゆび関節がある日突然痛くなり、大変な思いをしていましたが、「エクオール」という女性ホルモンのバランスを整えるサプリを飲んでいたら現在はすっかり治りました。
この「エクオール」はホットフラッシュ、肩こり、骨粗しょう症から肌の状態まで、
更年期のお悩み全般に効果があると言われています。
試してみる価値はあると思います。
また日常生活にも支障をきたす場合は婦人科を受診してみましょう。
ホルモン補充治療や漢方薬、市販の薬などもありますのであきらめず自分に合うものを探すのがいいと思います。
ホットフラッシュもキツくなるにおいにも、対策はあります。
女性として自分のにおいは気になるもの。 余計なストレスを抱えこんだりせず、できることをして少しでも毎日を快適に過ごしましょう。
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