こんにちは。
もう「IDECO(イデコ・個人型確定拠出年金)」という名前は聞いたことがありますよね♪
以前私も、シングルマザーの友達には全員入れ!と勧めていると書きました。
※2017年から始めたIDECOの積み立てですが、2021年9月の今日確認したところ(1年ぶりくらいにアカウントを開きました^^;)含み益が170,719円ほどになっていました。
定期貯金に入れてたら〇十円くらいだった感じでしょうか。恐ろしいです。
IDECOとは毎月一定額を積み立てながら、そのお金を投資などに運用し、老後の年金資金を自分でつくるための制度です。
よく「年金への不安」を耳にしませんか? わたしも不安に思ってます。年金受給年齢の引き上げや、破綻への不安。。そもそも年金だけで、働けなくなった時に暮らしていけるの??などなど。
そんな不安な人たちが自分で将来への準備をするのを、国が「税金を控除する」という形でバックアップしているのだと思っています。
なのでなぜIDECOに入った方がいいのか?何がお得なのか。主婦目線でできるだけ簡単に説明していこうと思います。
IDECOの大きなメリットは「節税」
そんな将来への不安を軽くしてくれるIDECOですが、活用するうえでの大きなメリットは「節税効果」です。 住民税、所得税が控除されるので翌年から住民税が少なくなったことにびっくりする人も多いと思います。
それは掛け金の全額が所得控除となるからです。
例えば、SBI証券の試算では
「課税所得400万円の会社員が、毎月23,000円(限度額)を拠出(積み立て)した場合、1年で約83,950円の節税効果になる」
となっています。これ、めちゃくちゃお得じゃないですか?
私がIDECOを始めたころ、教えてくれた銀行員の方とお話していて、私の拠出金の節税額を利息として考えた時に何%になるのか、と試算してくれたことがありました。
「〇〇さん、ヤバイですよこれ、利息だったら15%以上になります!」
ってことで二人で目を丸くしてしまいました。メガバンク定期金利が0.01%のこの時代に15%ですよ。。(筆者の場合)
しかも入った人だけですよ奥さん!その当時はIDECOの運用の内容もよく知らなかったので、ただの定期(0.02%)に入れっぱなしの時でした。知らない、興味がない、で過ごしている人はとっても損だと思いませんか?
じゃあ私の場合はいくら加入でき、どのくらい節税になるの?と調べたくなった場合はシュミレーションができます。
てことで代わりにやってみました。わかりやすく年齢50歳、年収350万、扶養19~22歳子供2人、運用利回りが仮に3%として、月23,000円の掛け金での試算です。
※ちなみにIDECOの積立額は最低5,000円~最高23,000円(会社員/専業主婦の場合・自営業だと68,000円など。会社員でも企業年金などに入っている場合は変わります。)
最初から質問に答えていくと、まずは加入できるかできないか、月いくらまで加入できるかがわかります。そのあと「節税シュミレーション」にいってくださいね。
50歳での試算ですから、60歳まで拠出できるIDECOは約10年間のみですが、もっと早く始めたらもっとお得が増えるわけですよね。
- 毎月の掛け金全額控除
- 運用益も非課税
- 将来受け取り時に税制優遇措置あり
こんなメリットも上に書いてある通りです。
住民税、所得税をきちんと払っている
自営業、または会社で企業型確定拠出年金がない
毎月余裕資金が出る
一般の投資信託を継続的に購入している
という方はすぐに乗り換えた方がいいと思います。お国のバックアップで大きく節税できます。たとえ5,000円(最低限度額)でも、入っていた方がいいです。
IDECOのデメリットはなに?
こんなに有利なIDECOですが、デメリットがあります。それは「60歳まで引き出しできない。」ということです。60歳までにどうしても都合がつかない期間があるなら、投資額を変更すること、止めることはできます。
ただし引き出しは死亡や高度障害者になるなど厳しい事由がなければできないことになっています。
そして専業主婦の方は所得税・住民税の控除を受けることができません。ですが運用益の非課税は変わりませんので年金だけでは不安だから、60歳からの老後のためにはいいかと思います。その場合は手数料などよく確認していただければと思います。
IDECOはどこで入れるの?
IDECOは銀行、証券会社、ゆうちょ銀行で入れます。
もしそれらの金融機関がまんがいち破綻したとしても、IDECOの資産は資産管理機関の信託銀行に分別して管理されていますので守られています。
ここで注意しなければいけないのは、「手数料」のことです。
IDECOに加入してかかる手数料は
- 加入時の初期費用2,777円
- 口座管理手数料167円
- 金融機関ごとの管理手数料(0~300円程度)
- 投資信託の信託報酬
加入時の費用2,777円はどこで入っても変わりません。
口座管理手数料も同様です。 167円のうち103円は国民年金基金連合会への収納手数料、64円は事務委託先機関への管理手数料と納める先は違います。
そして大きく違ってくるのは金融機関ごとの管理手数用です。
ネットバンクの多く(楽天証券、SBI証券、マネックス、大和証券…)は無料です。
りそな銀行が月々316円、ゆうちょ銀行は2017年6月に引き下げがあり255円となりました。馴染みの営業の方やお知り合いがいる場合は、手数料云々よりも人だよね!という場合もあるでしょうが。。
IDECOは積み立て機間が60歳までです。りそな銀行だと年間3,792円。10年間で37,920円になります。
実はわたくし、最初りそな銀行で加入しました(^▽^;) 営業の方ととても仲良しということもありましたし、IDECOを教えてもらった時は「なにこれ! 教えてくれてありがとう!」な状態でしたし本当に感謝しています。のちにきちんと調べよう、となった時にやはり手数料がひっかかったので、その営業さんも転勤してしまいましたし、SBI証券に移管しました。
移管手数料を支払っても手数料がお得になるのと、運用したいと思っていた「ひふみ年金」を取り扱っていたからです。
なのでいざ「加入」となった時にはぜひ手数料を確認してくださいね。筆者のおすすめはSBI証券か楽天証券です。どちらも手数料が0円で、運用先のバラエティが豊富だからです。評判も上々のようです。
実際いくら積み立てすればいいの?
これはその人の年齢や人生計画で決めればいいと思います。
例えば会社員になったばかりで余裕がないけれど、老後のために今からコツコツ(素晴らしい!というか娘にやって欲しいw)場合はとりあえず5,000円で充分かと。
お子さんがいる方はその成長に連れてお金のかかる時期がありますよね。保育園、塾、私立の学校。また入院だったり転職だったり。そんなときは積み立てる額を変更できます。
ただし年1回のみなので、「来年はお金が厳しそう」な時は早めに運営管理機関に申し出ましょう。
そして例えばIDECOに入れる年齢ぎりぎりのアラフィフさん。こちらは満額23,000円でしょう!と筆者は思います。せっかくの制度を少しでも有効に使いましょう。
IDECO加入したけど運用先は?
これも各金融機関によって取り扱っている商品が違いますので、よく研究していただきたいところですが。
「もう~~わかんないからヤダ(><)入らなくていいや!」って言いそうなS智子のために一応ww
そんな時は運用先一覧の一番上に書いてある、その金融機関の「元本保証」の定期積立でいいと思います。運用のうまみは得られませんが、それでも住民税・所得税を控除されつつ、老後のための積み立てができるのですから。
が、筆者はもうちょっとだけリスクを取ってもいいかと考えており、
- ひふみ年金
- 国内株式
- 国内債券
- 先進国株式
- 先進国債券
などに5分割して入っています。実際には「ひふみ年金」は内外株式という商品タイプになります。信託報酬が普通の「ひふみ投信」よりちょっと安いので入れました。
もっとハイリスクハイリターンでおもしろそうな新興国株式や債券、リート(不動産系)のものはポートフォリオに入れませんでした。(だってNISAで積み立ててたリートが。。(´;ω;`))
最後に
IDECOは私たちの老後を、自分で守るための一助になると思います。
国民年金も、そりゃ少しでもがんばってもらって、たくさんもらいたいものですけれどね。なにせ老人増える。若者減る。これでは普通に考えて厳しくなりますよね。
なのでシングルマザーかそうでないかも関係なく、本当は入れる人はみな加入して、少しでも豊かな老後が描いていけるようになればいいなと思います。
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